LESSON 5

フラッシュ型教材を活用しよう

1人1台端末環境では、自学自習にもICTが活用できます。
ICTだからこそ実現できる、さまざまなベネフィットがあります。

フラッシュ型教材ならではの利点

  1. 1

    どきどき、
    わくわくとした
    ゲーム感覚の
    楽しさ

  2. 2

    短時間で集中して
    反復することで
    基礎・基本の
    知識を定着

  3. 3

    少し
    手を加えるだけで
    難しさを調節

CHIeruのフラッシュ型教材

CHIeruでは学年や教科ごとに、効果的なICTを活用した学習を支援するための教材を提供しています。

フラッシュ型教材とは

フラッシュ型教材とは、昔からずっと学校で使われている
フラッシュカードにICTのよさ、手軽さ、便利さが加わった教材です。

フラッシュ型教材とは、昔からずっと学校で使われている
フラッシュカードにICTのよさ、手軽さ、便利さが加わった教材です。

フラッシュカードには、課題を瞬時に次々と提示することによって、
どきどき、わくわくとしたゲーム感覚の楽しさがあります。
また、短い時間で集中して反復練習することによって、
基礎・基本の知識を定着させる効果があります。

フラッシュ型教材もまた、その良さを引き継いでいます。
パソコンで、Microsoft PowerPointなどのようなプレゼンテーションソフトを使って作ることによって簡単に編集できたり、学校内で共有したりすることができます。

子どもたちと一緒に、ぜひ一度取り組んでみてください。
盛り上がります。子どもたちは、何度もやりたいと言います。
小学生も、中学生も、真剣になります。

これからもeTeachersでは、“明日から活用できる”
デジタル教材や指導方法を提案していきます。

フラッシュ型教材はちょっと手を加えることで
難しさを調節できます。

フラッシュ型教材はちょっと手を加えることで難しさも調節できます
たとえば、以下のようなシンプルな7の段の教材でも、
工夫次第でいろいろ使えます。
工夫次第でいろいろ使えます
順番がばらばらだと難しいので、まずは順番通りに並び替えて取り組む。
順番ばらばらだと難しいので,まずは順番通りに並び替えて取り組む。
九九の確認、かける数字とかけられる数字をいろいろ変えて総仕上げの出題。
九九の確認,かけられる数字をいろいろ変えて総仕上げの出題

基礎・基本の徹底 10か条

  1. なぜ基礎基本の習得・習熟の徹底が重要か

     次期学習指導要領では、習得した知識をもとに、思考し、判断し、表現できるようになることが求められています。さらに、その先にある「どのように社会・世界と関わり、より良い人生を送るか」にあるように、時代の変化に合わせて主体的に学習する態度の育成までもが求められています。

     そのためには、何よりもまず、基礎的な知識や技能をしっかり習得・習熟していることが先決です。たとえば、算数なら、九九やくり上がりの計算などの知識は完全にマスターしていないと、それらの技能を使って考えることができません。

  2. なぜ基礎基本の習得にフラッシュ型教材が役立つのか

     フラッシュ型教材は、昔からずっと学校で使われているフラッシュ・カードに、ICTのよさ、手軽さ、便利さが加わった教材です。文部科学省から公表されている『教育の情報化に関する手引』にも「基礎的基本的な知識の定着に効果的な教材である」と謳われています。

     フラッシュ型教材を使うと、基礎的な知識を「わかりやすく、効率的に」教えることができます。そうすることで、「思考・判断・表現」などの習得した知識を活用する時間をたくさん確保することができるのです。

  3. フラッシュ型教材をどのように授業に取り入れるか

     フラッシュ型教材のよさを体感するには、実際に授業で使っている様子を見るのが一番です。本サイトでは、フラッシュ型教材を使った模擬授業のビデオを公開しています。ひとつひとつの模擬授業は数分間なので、児童生徒になったつもりでドキドキしながら取り組んでみましょう。

  4. フラッシュ型教材を作ったり、入手したりするコツは?

     フラッシュ型教材はMicrosoft PowerPointを使って簡単に自作することができます。また、本サイトに登録されている、全国の小中学校の先生方から投稿されたフラッシュ型教材を「無料」でダウンロードすることもできます。また、どんな発問をすると児童生徒が答えやすいか、リズムよく答えられるかを考えながら活用してみましょう。

  5. 基礎基本の習得に必要なICT環境は?どのように整備すればいいの?

     フラッシュ型教材を普通教室で活用するには、パソコンの画面を映し出すための電子黒板やプロジェクターなどの大型提示装置が必要です。その上で、市販のフラッシュ型教材や、本サイトで公開している無料のフラッシュ型教材をダウンロードして授業を進めましょう。

  6. フラッシュ型教材を毎日使って力をつけるためにどんな工夫が必要なのか

     フラッシュ型教材は、短い時間で、テンポよく繰り返し、児童生徒をたくさんほめながら使います。授業のはじめにフラッシュ型教材を使うと、児童生徒の顔が上がり、集中し、自信をもって授業に取り組むことができます。

     フラッシュ型教材は、「ある程度児童生徒が覚えているけれども、反射的に答えられるくらいまで練習したい」ときに使うと効果的です。そのためには、長い時間使うのではなく、5分~10分程度でよいので、毎日行うようにしましょう。

  7. 市販のフラッシュ型教材を便利に使うにはどうすればよいか

     市販のフラッシュ型教材は、学年や教科別に内容が整理されており、分かりやすく指導するためにイラストや音声が活用されています。これらの製品化されたフラッシュ型教材には児童生徒に必ず身につけてほしい定番の内容が収載されています。授業準備の時間が短縮できたり、効率よい指導をするための助けとなります。

  8. フラッシュ型教材の活用を校内に広めるためには

     便利なフラッシュ型教材を、身の回りの先生に勧めてみませんか?『フラッシュ型教材運営プロジェクト』では、フラッシュ型教材をもっと多くの先生方に知ってもらいたい、という思いから「フラッシュ型教材活用促進リーフレット」を制作しました。お申し込みいただけますと、無料で皆さんの学校にお届けいたします。

  9. このサイトで学んだフラッシュ型教材の活用方法、ノウハウを研修で実施するには

     この十箇条を読みながら学習を進めると、「自分の学校でもやってみたい」「夏の研修会で是非使いたい」となるはずです。フラッシュ型教材の特長、活用方法についてわずかな時間で、効率よく研修できるようにするため作られた「フラッシュ型教材研修パック」を活用しましょう。全国各地の教育センターでの教員研修や、校内研修でご利用ください。無償でご提供しています。

  10. フラッシュ型教材は特別支援教育で活用できますか

     フラッシュ型教材は電子黒板やプロジェクターに大きく映して活用するので、聴覚特別支援教育に対応するために、答をつけた画面を1枚ずつ加えることにより、視覚による答の確認ができます。このように、特別支援教育でもフラッシュ型教材を活用することができます。